オーケー落ち着こう俺



師匠も焦ったら負けとかいったじゃないか




心を無にして、考えよう




・・・・・・無理だ



ドタドタドタ



2人分の足音が段々と近ずくいてくる



普段なら何気ない光景になるのだが



今の俺にとっては死刑宣告に等しい音だ



「「おはよう(ございます)・・・」」



「おはよう」



とりあえず俺にできる最大の笑顔で挨拶してみた・・・もうだめだ






FateありえNight




第十話  説明?言い訳?





「・・・・・・・・・・」



「・・・・・・・・・・」



ああ沈黙が痛い、桜は絶対零度の視線で俺を見ていて藤ねえはフルフルと震えている




「おはようございます、藤村先生、桜」



「おはようございます、ねえっ遠坂先輩」



「・・・・・・」




藤ねえ挨拶ぐらい返せよ


って言うか何か言ってくれ、黙っている方がよっぽど怖いぞ



「って違います!どうして遠坂先輩が先輩の家にいるんですか!!」



「うわーーーん、シロウが女の子三人もつれこんでるーーーー!!!」



桜はともかく藤ねえの叫びは間違いなくご近所に響いただろう




ふっもうこの周辺歩けないかもな俺・・・・・・



とりあえず先のことよりここを何とかしなくては




「藤ねえ、桜、紹介するよ、こちら親父の娘さんのイリヤと親父に世話になっていたらしいらしいセイバーだ」



「えっ」


幾らなんでも簡単すぎたか・・・突っ込まれる前に畳み込む



「親父に会いにに着たんらしいんだけど、死んでいる事を知らなかったらしい、行く当てがないらしいから泊めてあげたんだ」



頼むぞセイバー、イリヤ、何とか話を合わしてくれ



「始めまして、セイバーと言います」



「始めましてイリヤスフィール・フォン・アインツベルンです」



セイバーとイリヤは桜たちのほうに向かって礼をしながら挨拶をした



「始めまして、間桐 桜です」



桜は挨拶を返したが藤ねえは無反応だ



ばたっ



何のリアクションもなく突然藤ねえが倒れた



「藤ねえ!!」



慌てて近寄り抱える




「気を失っているな」



そんなに親父に娘がいたことがショックだったのだろうか?









藤ねえは目を覚ますとショボショボと帰っていった・・・学校は?



「先輩、お2人の事は解かりましたがどうして遠坂先輩がここにいるんですか?」



うっ藤ねえは疑問に持つ前に帰ったが桜はそうはいかなかった



どうしよう、うーーーーーん



・・・・・・理由が思いつかん!!



「桜、昨日の夜、私がセイバーさんとイリヤさんをここに案内したのよ」



遠坂ナイス!!




俺は遠坂のアシストに心の中で親指を立てた






「でっでもどうして遠坂先輩までここに泊まる必要があるんですか」





なんか遠坂がこっち向いてニヤッとした





あれは師匠が悪戯する時にする時の目にそっくりだ





ひ〜〜〜〜あれは絶対に何かを企んでる目だ、経験から言って間違えない




「私は帰ろうと思ったんだけど衛宮君が夜は危ないから泊まっていけって言ったのよ」




遠坂さんはこれ以上ないくらいニヤニヤしながらそう言いやがりました




その言葉を聞いた瞬間、今まで遠坂の方を見ていた視線がこっちに来た




その視線に果てし無く寒さを感じる




「ああ、夜の一人歩きは危ないからな」





「・・・・・解かりました」




ブスっとはしているが一応納得したようだ・・・





良く考えたらセイバーって名前は桜の前じゃまずいんじゃないだろうか




桜は間桐だし、もしかしたら英霊召還してるかもしれないしな〜




ふと時計のほうを見るとそろそろ出発しないとまずい時間になっていた



「遠坂・・・さん、桜そろそろ出ないと」




俺の言葉に2人は時計を見て立ち上がる



「じゃあイリヤ、セイバー俺達学校に行くから留守番頼んだぞ」



そう言うと急いで家を出た









続く





















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