あたり一面に広がる地獄のような風景

前回の聖杯戦争の終結の地でもあり、衛宮士郎の始まった所でもある「冬木中央公園」

もう何度目になるだろうこの夢を見るのは・・・・・・

紅く染まった公園、この夢を見るたびに心が引き裂かれそうになる、コレが俺の罪の象徴なんだから

いつもはここで眼が覚めるのだが、今日は続きがあった。

暖かく白い光が俺を包み込む・・・

すると辺りの風景も変わる、何もない白い世界に

何もないが、暖かく、そして優しいそんな世界に包まれながら俺は目を覚ました。







目を開くとそこは幻想的な風景

最初はまだ夢を見ているのかと思ったが、後頭部に感じる暖かさのためこれは現実だと思った

・・・後頭部?

俺が眼を覚ましたことに気付いたのか、紫色の髪の持ち主は口を開いた。

「おはようございますシロウ」

つまるところ、俺はライダーの膝枕で眠っていたようだ






ライダーさんと一緒





オーケー落ち着こう俺、確か昨日も土蔵で訓練をしていてそのまま眠っていたはず、それが何故?

そんなことを考えているとライダーさんはものすごい発言をなされました

「シロウ、気持ちよかったです」

「ぶっ!!・・・らっライダー何をいきなり」

俺は驚きながらも自分が服を着ていることに、少しの安堵と少しの悔しさを感じる

「ヒザマクラの事です、コレは最初何の意味があるのかわかりませんでしたが、やってみると心地いい」

そういいながらライダーは俺の頭をなでた

最初は恥ずかしかったので、起き上がろうとしたが動こうとするとライダーが悲しそうな顔をするので動くのを諦めた

それからしばらく撫でられていると、あることに気付いた

夢の中での暖かく白い光、これはきっとライダーだったのだろう。

あの時と同じく今もとても安らいでいく

「シロウ、鍛錬もいいですが、少しは自分の体も気にして下さい、ここで睡眠をとるのは体に悪い」

「ごめん、気を付けてはいるんだけど・・・」

「まあいいです、こうしてヒザマクラをすることもできましたし」

そう言ってライダーはまた微笑んだ。

はっきり言って見惚れた、普段あまり見ることのないライダーの表情、レアなだけにその破壊力はかなりのものだ

「さてそろそろ朝食の時間なので行きましょう」

ライダーはそう言うと、頭を撫でるのをやめた

俺はその瞬間、寂しそうな顔をしていたのだろう、そのためかライダーはもう一度軽く頭をなでると顔を近づけてきて頬にキスをした

「・・・ヒザマクラをさせてくれたお礼です」

そう言ってライダーは俺の頭を下ろし去っていった

俺はその日一日、ぼけっとしっぱなしだった・・・



後書き

俺もライダーにヒザマクラしてほしい・・・・

それはさておきここまで読んでくださった方ありがとうございます

正直Fateではライダーが一番好きな恭也・改といいます

他のヒロインもいいんですが、やっぱりライダーです。

多分短編連作みたいな形になると思うので、気に入ってくださった方はまた見に来てください


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