感じる体温

触れている感触は酷く柔らかく、そして暖かい

彼女の頬も恥ずかしさからか赤い、しかし嫌そうな表情ではない

(どうしてこうなったんだ・・・)


俺、播磨 拳児は妹さん(塚本 八雲)と抱き合っているのであった・・・・





触れ合いは突然に・・・・・・





五分前


いつもの様に妹さんに漫画を見て貰うため、俺は屋上に来ていた。


「ここはコレでいいかな」


「はい、いいと思います」


妹さんに漫画を見て貰ってから、どうも調子がいい

妹さんは的確に、そして客観的に見てアドバイスしてくれるので凄くありがたい


「そっか・・・・・・、いつもいつもありがとな」


「えっ・・・」


「いや、いつも時間貰って漫画見てもらってホント感謝してもしきれねえぜ
 
 何かお礼しようと思うんだけど妹さん何か欲しいもんとかあるか?」


「そんな悪いです」


「本当に妹さんには感謝してるんだ、何かしないと俺の気がすまない」


俺がそう言うと妹さんはしばらく考え、そして顔を赤くして口を開いた。


「・・・・・・今度一緒に動物園に行ってもらえませんか?」


「へっ・・・そんなんでいいの、それなら全然おっけーだぜ」


俺がそう言うと妹さんは柔らかく微笑んだ

俺は少しの間妹さんに目を奪われた

幻想的な笑み、今まで特に気にした事も無かったが整った顔立ち

こりゃもてるのも当然だな


「播磨さん・・・」


「おっとすまねえ」


バンッ

「!!」


激しい音と共に開いた屋上の扉に驚いた妹さんが倒れそうになる

急いで手を取り倒れないようにこちらに引っ張った。


「ふ〜危なかった」


「播磨!!貴様今八雲クンからはなれろ!!」


俺は花井の剣幕に驚いたが、今の自分の状況を見て納得した。


妹さんの体と俺の体が密着していた、周りから見たら抱き合っているようにみえると思う

「いっ妹さんすまねえ」


「・・・・・・」


妹さんは顔を赤く染め、ボーっとしている、嫌そうな顔でないのが唯一の救いだ。


「さっさと離れんか!!」

言葉と共に放たれた花井の拳を避けようとするが、避けると妹さんに当たる可能性があるため諦める

意識を失う寸前、妹さんがいっそう強く抱きしめた気がした・・・



終り









その後花井が八雲に「最低です!」と言われ塩の柱になった






さらにその後 なぜか播磨が目を覚ますと保健室で寝ていて、しかも右に姉ヶ崎、左に八雲がいた事を沢近に見られ大騒ぎになった




後書き


スクールランブルって萌えキャラ多いですよね、恭也・改です。


いや〜八雲いいですよね、本編でも播磨と是非ラブって欲しいです。

最初は播磨×一条を書こうと思ったのですが、惚れる理由が見つかりませんでした。

まあ今度播磨(風の聖痕の風術士という設定)で何らかの騒ぎに巻き込まれた一条を助けるみたいな感じで書こうと思っています。

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