「シロウ、動物って好きですか?」


ライダーが突然聞いてきた


「動物はいいですね、私も生前は飼っていました・・・・」


ライダーの言葉にセイバーが乗ってくる


それだけでも珍しいのだが、セイバー棒読みだぞ


何がいいたいのかはなんとなく解かったが、もう家には獅子と虎がいるしな〜


つまりライダーの後ろにいる猫を飼いたいんだろうな




猫飼いませんか?





正直言って家に猫を飼う余裕はある、がしかし・・・


「動物の世話ってのは大変なんだぞ、しつけとかもしなきゃならないし」



「ふっ、以前獅子を飼っていた私に何を今更・・・それに」


「シロウ、私は今ペガサスも飼っているので問題はありません」


あれって飼ってたのか?


それにセイバー獅子と猫は全然違うと思うぞ



「さらに猫の飼い方は既に調べ尽くしてあります」


そう言ってセイバーは俺に数冊の雑誌を見せる


なになに、猫の飼い方、猫をしつける全て、猫百科、猫になろう・・・


セイバーたちはなんていうか飼う気満々なのが見える・・・最後の雑誌は見なかった事にしよう


ここで断るわけにはいかないんだろうな


それにセイバー達英霊がこの世界で見つけた楽しみだしな



「飼ってもいいよ、でもちゃんと世話するんだよ」


俺がそう言うと二人は満面の笑みを浮かべる


「あっ、そうだその猫の名前とか決めてあるの」



「はい、私が決めました」



セイバーが手を上げて答える、なんていうか委員長体質だな


「この猫の名前は・・・・・・」








翌日



「しろーーーーーう、ご飯できてる」


藤ねえはいつもより遅い時間にやってきた


既にセイバーとライダーは朝食を食べ終え、庭で猫と遊んでいる


「ん、あれ士郎猫飼うの?」


「ああセイバー達がな・・・」



きっと藤ねえあの猫の名前聞いたら怒るだろうな〜



「キリツグ、そこはトイレじゃありませんよ」


「キリツグご飯を残してはいけません」


頬に熱いものが流れる、コレは涙じゃないやい


虎暴走まで五秒前・・・・・・


終り













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