カラン、カラーン


「一等おめでとうございます、こちらが温泉旅行七名様ご招待券です」


買い物の帰りに引いた福引で一等を当ててしまった・・・


未来の俺が幸運Eなのだから俺がそれ以上になるのは難しいはずだ


なのに一等が当たるなんて・・・


うれしいはずなのにどうしてこんなに嫌な予感がするのだろうか・・・





温泉旅行に行こう




プロローグ




家に帰った俺は今に全員を集めた


「シロウ何かあったのですか?」


まず我が家のはらぺこ騎士王セイバー


「今忙しいんだから、もしくだらない事だったらわかってるでしょうね」


俺を威圧してくるのは冬木の赤い悪魔、遠坂凛


「まあまあ姉さん落ち着いて」


その遠坂をなだめているのは弓道部の期待の星、間桐桜


「衛宮士郎、何かあったのか」


料理をしていたのかエプロン姿のアーチャー



「アーチャー、このお皿は何処に置けばいいのですか?」


アーチャーを手伝っているのは桜のサーヴァントのライダーだ


「とりあえず落ち着いて聞いてくれ」



皆は俺の真剣な雰囲気に圧されたのか、場が静まり返った


「・・・実は温泉のチケットが当たったんだ」


「「「「「「「「・・・はぁ?」」」」」」」」」


なんていうか軽くぼこられました








「ま・・まあ良く聞いてくれ」


何とかリンチから逃げ出してチケットの枚数が足りていないことを伝えた


ちなみに参加するのは、俺、アーチャー、セイバー、遠坂、桜、ライダー、イリヤの予定だ


藤ねえはその日学校の用事があるとか言っていたし、バーサーカーは無論却下だ


「この事は出発するまでは絶対藤ねえに内緒にしようと思う」


「何でよ?」


「・・・藤ねえが自分だけ参加できなかった事を知った時を想像してみろ」


皆考え始め、そして顔色が青くなった


その中でもアーチャーは際立っていた、さすが未来の俺、苦労してたんだろうなー



「そうね、これは知らせない方がいいわね」


「ですがシロウ、それではタイガに申し訳ない気が・・・」


「まあどっちにしろ藤ねえはいけないんだし、それなら無用な争いは起こさない方が良いだろ」



何人かは納得しきっていなかったようだが、まあこれは仕方ないだろう


「じゃあ温泉の事は絶対藤ねえには内緒な」



しかしそれにしても不安だ・・・




続く







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